会話が苦手だ
苦手とも言えるがそもそも会話をしたくない
でも友達が欲しい
高校卒業後、いっさい連絡を取らないようなその場しのぎの友達
私が一度欲しいのは友達でなく親友だ
しかし私は偏屈なので普通にしてても出来にくい
だからその場を失うと二度と会わないような
当たり障りない会話をする友達が欲しい
親友はすぐに手に入らないので孤独を紛らわす存在を欲しい
私は当たり障りのない会話ができない
今ままで人生で一番罪深いと思う事件がある
中学のころ親に通わされた塾の合宿で、塾が人持つ行きのバスで隣に座った子がいた
無愛想で友達がいなさそうな私の隣をソッセンして選ぶ、すごい良い子だった
異変に気付くまでなにはなしたか覚えてない
相手のかける言葉に「うん」と言い続ける
すごく普通なので会話に困る
私ならわかると思うが、好きな人以外は近づいてくるとみんな嫌いに思う
その良い子も同じ教室で少し挨拶を挙げようする位ならなにも無かったと思うが、普通なのでつまらないので無視してた
「良い天気だね、、、良い天気、、」
良い子は自分で自分の発言を繰り返してる
変になった友達気づいたが、どうしようもない
どうもしたくない が気持ちを表現すると近い意味だと思う
その子に興味がないから話しに時間を使いたくない
普通の会話で楽しくやりすごく方法をしらない
自分を知ってる友達の中では、こういう場面は黙って景色を見てるか私の適当な返事でも相手のしたい話を続けてくれてる
なんでうまくいかないか自分ではよくわかってるが、文にするとくどい
良い子がする話を私なりに緊張しないフリで力まず自然に、自分らしさを尊重したらこういう酷さになった
自分でもなんだこいつって思うが、毎回悩みまくってたんだ。誰か当たり障りない自然な会話の仕方を教えてくれ
相手の目をみて相手が話した内容を繰り返すだけでも会話が成立するのはわかってる、最低限の力はある
友達になるなら自分を知ってほしかった
色々間違えてるとおもうが
相手の異変に気付いても変わらず酷いままでいた
たまにここでどうすれば良かったか考える
早く合宿の目的地につけーとすごい願った
「早く済ませ~」系の願いで一番多い割合はこういう会話うまくいかない系だ
中学生の頃は頻繁にあったな、懐かしい
天気の会話って普通どんなこというの
つまらんくないか
「良い天気だね~」
雨降って無いからね~
「カミナリもないし」
あ、カミナリ食べたことあります?
「一度だけなら」
私もお土産で食べたことあって
「どこのですか、私は栃木の養殖栽培でした」
北海道のです。ここのは自然に作られたものだからダイオキシンの含有が少ないらしいよ
「栃木の養殖はイチゴ味が売りみたいで、ふりかけが付属でついてたよ」
へえ~養殖も工夫されてますね、一度食べてみたいです
「実家が借し料理屋なんでいつでも取り寄せ出来ますよ、良かったら今度持ってきましょうか」
良いんですか?悪いですよ親の顔より多く見たらいけないし
「ははっ迷信ですよ 親の顔より見すぎてしまうと繁殖力が落ちる話ですね。だって本当にそうなら毎日見てるし私の家続いてませんよ」
わかってますよ。でも本当にそうじゃないか不安じゃないですか子供の数で地位が決まる社会ですよ
「すみません」
大丈夫です、私もこれは迷信だって知ってます
「カミナリ今度持ってきますね 一緒に食べよう」
これからの想像をすると楽しいです
こういう狂った会話は脳が揺れるほど楽しい
なにも考えてないと狂った言葉が飛び出してくる
相手も私の希望を飲み込めれば良いけど難しいだろうな
まともな受け答えしたくないな
サラダ文コンテストでまた